EXCLUSIVE-ブラックストーン、TikTok米事業投資目指す企業連合から離脱

米プライベートエクイティ(PE)大手ブラックストーンが、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業への投資を目指すコンソーシアム(企業連合)から離脱したと、関係者が18日にロイターに明らかにした。写真はニューヨーク市内にあるブラックストーンの本社で2023年1月撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)
Dawn Chmielewski Krystal Hu
[18日 ロイター] - 米プライベートエクイティ(PE)大手ブラックストーンが、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業への投資を目指すコンソーシアム(企業連合)から離脱したと、関係者が18日にロイターに明らかにした。
TikTokの米事業を巡っては売却期限が何度も延期され、不透明感が増している。
ブラックストーンは、トランプ大統領が提案した取引で、TikTokの米事業の少数株を取得する予定だった。TikTokの親会社である字節跳動(バイトダンス)の既存投資家、サスケハナ・インターナショナル・グループとゼネラル・アトランティックが主導するコンソーシアムは、米国の投資家がTikTokの株式80%を保有し、バイトダンスが少数株を維持するという取引の最有力候補として浮上していた。
ブラックストーンはコメントを控えた。TikTokはコメント要請にすぐに応じなかった。
トランプ氏は先月、バイトダンスがTikTokの米事業を売却する期限を新たに90日延長した。期限の延長は3回目で、新たな期限は9月半ばとなる。