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シリア政府、南部スワイダへの部隊再配置を否定

2025年07月18日(金)19時05分

 7月18日、シリア内務省報道官は少数派イスラム教ドルーズ派が南部スワイダで再びベドウィン(遊牧民)部族勢力と衝突したことを受け、治安部隊を再配置する準備を進めていると述べた。写真は16日、スワイダで撮影(2025年 ロイター/Karam al-Masri)

[ベイルート 18日 ロイター] - シリア内務省報道官は18日、政府が南部スワイダへの治安部隊の再配置を準備しているとのロイターの報道を否定した。国営通信社が伝えた。

これに先立ち、ロイターはシリア内務省のメディア担当者の発言として、少数派イスラム教ドルーズ派がスワイダで再びベドウィン(遊牧民)部族勢力と衝突したことを受け、政府が治安部隊をスワイダに再配置する準備を進めていると報じていた。

スワイダでは13日に宗派間の衝突が発生。衝突したのはドルーズ派の民兵とベドウィン部族の戦闘員だったが、事態の収拾を図るため14日に現地に派遣された政府部隊が最終的にドルーズ派の民兵と衝突する形になった。

その後16日に停戦が発表され、シリアの治安部隊はスワイダから撤退していたが、17日遅くにドルーズ派とベドウィン部族勢力が再び衝突した。

イスラエルはドルーズ派の住民を保護する立場を表明しており、シリア政府が南部に部隊を配置することは認めないと主張。スワイダのシリア政府部隊を攻撃したほか、16日にはシリアの首都ダマスカスに対する空爆も実施した。

イスラエル軍は夜間にスワイダに対する新たな攻撃を行った。

ロイター
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