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原油先物は上昇、需要期待や貿易摩擦緩和の兆しで

2025年07月17日(木)10時13分

7月17日、アジア時間序盤の原油先物は上昇。米経済指標や貿易摩擦緩和の兆しを受け、前日の下げから上昇に転じた。ロシア・タタルスタン共和国の油田で14日撮影(2025年 ロイター)

Anjana Anil

[17日 ロイター] - 17日アジア時間序盤の原油先物は上昇。米経済指標や貿易摩擦緩和の兆しを受け、前日の下げから上昇に転じた。

0000GMT(日本時間午前9時)時点で、北海ブレント先物は0.27ドル(0.39%)高の1バレル=68.79ドル。米WTI先物は0.31ドル(0.47%)高の66.69ドル。両指標とも前日は0.2%超下落していた。

米エネルギー情報局が16日発表した石油在庫統計によると、先週の米原油在庫は390万バレル減少した。予想(55万2000バレル減)より大幅な落ち込みで、需給逼迫を示唆した。 

一方、ガソリン在庫が予想以上に増加したことから、原油先物の上げ幅は限定的となった。

米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した6月の鉱工業生産は前月比0.3%上昇した。

また、ストラタス・アドバイザーズのジョン・ペイジー社長は「トランプ米大統領がインドネシアとの貿易協定を発表したほか、人工知能(AI)半導体の対中販売禁止を撤回したことで、米中の貿易摩擦が幾分緩和するとの見方も支援材料となった」と述べた。

トランプ氏は合成麻薬フェンタニルの問題を巡る中国との合意に楽観的な見通しを示し、インドや欧州連合(EU)との通商合意の可能性にも言及した。

ロイター
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