EUは対抗措置へ、米との関税交渉が失敗なら=通商担当委員

欧州連合(EU)のセフチョビッチ欧州委員(通商担当)は14日、トランプ米政権の関税政策を巡り、EU加盟国の閣僚らと協議した。写真は6月、パリで撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)
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[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)のセフチョビッチ欧州委員(通商担当)は14日、トランプ米政権の関税政策を巡り、EU加盟国の閣僚らと協議した。
セフチョビッチ氏は協議後、米国との貿易交渉が失敗に終われば、EUは対抗措置を取る必要があるという見解で一致したと明らかにした。同時に「交渉を継続する可能性はまだある」という考も示し、14日中に米国側と協議する予定と明らかにした。
トランプ大統領は12日、EUに8月1日から30%の関税を適用すると発表。EUへの書簡に「巨額の貿易赤字を削減に向け、米国に対し関税を課すことなく、完全かつ開かれた市場アクセスをEUは認めるべき」と記した。
デンマークのラスムセン外相はセフチョビッチ氏との共同記者会見で、トランプ氏の示した30%の関税について「決して受け入れられない」と表明した。