中国が外交攻勢強化、米国の国際的プレゼンス縮小背景に=報告書

7月14日、米上院外交委員会の民主党議員団はトランプ政権が米国の国際的なプレゼンスを縮小する中、中国が外交的な影響力を強めているとする報告書を公表した。写真は5月にジュネーブで行われた両国協議会場で撮影(2025年 ロイター/KEYSTONE/EDA/Martial Trezzini)
Patricia Zengerle
[ワシントン 14日 ロイター] - 米上院外交委員会の民主党議員団は14日、トランプ政権が米国の国際的なプレゼンスを縮小する中、中国が外交的な影響力を強めているとする報告書を公表した。
政権が国務省の人員や対外援助を削減する中、同委民主党トップのジーン・シャヒーン上院議員は報告書に関する記者団との電話会見で「トランプ政権が発足し、世界中でわれわれのコミットメントを後退させ始めてから数日も経たないうちに、中国はすでに米国を信頼できないパートナーだとレッテルを貼っていた。われわれが後退している時に、中国は足跡を拡大している」と語った。
民主党の91ページに及ぶ報告書は、米国がワクチンや食糧の提供からインフラ整備に至るまで、国際的なプログラムを廃止したり削減したりする中、中国による外交攻勢強化事例を列挙。例えばアフリカでは、米国が食糧援助プログラムを打ち切ったため、中国は3月にウガンダに200万ドルのコメを寄贈した。5月には、米国がザンビアへの3700万ドルのエイズウイルス(HIV)/AIDS補助金を打ち切った後、中国は50万個のHIV迅速検査キットを寄贈し、この問題での継続的なパートナーシップを議論するためにさらなる会合を計画するといった支援を表明した。