NZ、34年までに留学市場倍増へ 学生のパート就労規則緩和

7月14日、ニュージーランド(NZ)政府は、2034年までに留学教育市場を倍増させる計画を発表した。写真はオークランドで撮影(2025年 ロイター/Molly Darlington)
Lucy Craymer
[ウェリントン 14日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)政府は14日、2034年までに留学教育市場を倍増させる計画を発表した。海外からの留学生向けにパートタイム就労規制を緩和するなど、優遇措置を設ける。
スタンフォード教育相は声明で、23年以降留学生の就学が着実に増加しており、政府はこの成長軌道を加速させて、34年までに市場規模を72億NZドル(43億2000万米ドル)に倍増させたいと述べた。
留学生の就学数については24年の8万3700人から27年には10万5000人、34年までに11万9000人に増やし、経済への貢献を倍増させたい意向という。
留学生を増やすために、有資格留学生のパートタイム労働時間を20時間から25時間に増やすとともに、認可された交換留学プログラムまたは留学プログラムに参加する高等教育機関の学生全員に就労資格を拡大することも計画している。