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トランプ氏、イスラエル首相裁判巡り検察を批判 米の支援に言及

2025年06月29日(日)11時32分

 トランプ米大統領(写真右)は28日、収賄罪などで起訴されたイスラエルのネタニヤフ首相(同左)の裁判を巡り、同国の検察当局を強く批判し、イスラエルに多額の支援を行ってきた米国は容認しないと交流サイト(SNS)に投稿した。写真はワシントンのホワイトハウスで4月撮影(2025年 ロイター/Kevin Mohatt)

[28日 ロイター」 - トランプ米大統領は28日、収賄罪などで起訴されたイスラエルのネタニヤフ首相の裁判を巡り、同国の検察当局を強く批判し、イスラエルに多額の支援を行ってきた米国は容認しないと交流サイト(SNS)に投稿した。

ネタニヤフ氏は収賄、詐欺、背任の罪で2019年に現職首相として初めて起訴され、20年に初公判が開かれた。同氏は無罪を主張している。

トランプ氏は「制御不能な検察がネタニヤフ氏に対して行っていることは狂気だ」と「トゥルース・ソーシャル」に投稿。司法手続きにより、ネタニヤフ氏がイスラム組織ハマスやイランと交渉する能力が妨げられると主張した。

トランプ氏は25日にもネタニヤフ氏の裁判を巡り、恩赦を与えるか公判を中止すべきだと投稿していたが、今回はさらに踏み込み、司法当局の措置と米国の支援を関連付けた。

「米国はイスラエルを守り支援するため、年に何十億ドルという、他のどの国に対してよりもはるかに多額の資金を費やしている」とし、ネタニヤフ氏に対する法的措置について「われわれは容認しない」と書き込んだ。

また、ネタニヤフ氏が「現在」、ハマスと交渉中だとした。詳細には踏み込まなかった。

ロイター
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