主要18カ国との貿易交渉、9月1日までに完了の見通し＝米財務長官

ベセント米財務長官は２７日、関税を巡る各国・地域とのさまざまな貿易交渉が９月１日のレーバーデー（労働者の日）までに完了する可能性があるとの見方を示した。２４日撮影（２０２５年　ロイター/Kevin Mohatt）

David Lawder　Susan Heavey　Manoj Kumar

［２７日　ロイター］ - ベセント米財務長官は２７日、関税を巡る各国・地域とのさまざまな貿易交渉が９月１日のレーバーデー（労働者の日）までに完了する可能性があるとの見方を示した。主要貿易相手国１８カ国との協議や、レアアース（希土類）の出荷促進を目的とした中国との新たな協定修正案が背景にある。

ベセント氏はＦＯＸビジネス・ネットワークで「非常に有利な条件で数カ国がわれわれにアプローチしてきている」と説明。重要な貿易相手は１８カ国あるとした上で「１８カ国のうち１０─１２カ国と合意できれば、レーバーデーまでに貿易協議を完了できると思う」と語った。

ベセント氏は以前、誠意を持って交渉している貿易相手国・地域に対しては相互関税上乗せ分の猶予期限を延長する用意があると述べていた。

こうした中、トランプ大統領は２７日、猶予期限となっている７月９日について、確定した期限ではないとの考えを示し、これよりも早くなることも遅くなることもあると述べた。