ベラルーシが反政権派指導者ら14人釈放、日本人2人含む 米が仲介

リトアニア政府は21日、ベラルーシで服役していた同国の反政権派指導者セルゲイ・チハノフスキー氏ら計14人が釈放され、リトアニアで自由の身になったと発表した。写真はチハノフスキー氏の写真を持つ同氏妻。昨年1月にスイスのダボスで撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)
Andrius Sytas
[ビリニュス 21日 ロイター] - リトアニア政府は21日、ベラルーシで服役していた同国の反政権派指導者セルゲイ・チハノフスキー氏ら計14人が釈放され、リトアニアで自由の身になったと発表した。
14人の国籍別内訳はベラルーシが5人、ポーランドが3人、ラトビアが2人、日本が2人、エストニアが1人、スウェーデンが1人。
リトアニア政府によると、トランプ米政権のケロッグ特使(ウクライナ担当)の仲介によるものだという。
ベラルーシの国営ベルタ通信によると、ケロッグ氏はこれに先立ち、ベラルーシのルカシェンコ大統領と会談した。
チハノフスキー氏の妻はXを通じ、同氏の釈放に関してトランプ米大統領やケロッグ氏らに感謝の意を伝えた。
ベラルーシの大統領報道官によると、ルカシェンコ氏は米国の要請に応じて14人に恩赦を与えた。このうちベラルーシ国籍の者は「過激派やテロ活動で有罪判決を受けた」という。