豪中銀、金融政策委の投票内訳開示の方針

6月16日、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は金融政策委員会の採決結果が全会一致ではなかった場合に限り、氏名は公表せず投票の内訳を開示する方針を固めつつある。写真はシドニーの本部、2017年3月撮影(2025年 ロイター/David Gray)
[シドニー 16日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は金融政策委員会の採決結果が全会一致ではなかった場合に限り、氏名は公表せず投票の内訳を開示する方針を固めつつある。最終的には7月7-8日に開く理事会で決定する。
財務省の声明によると、ブロックRBA総裁とチャルマーズ財務相は6月11日にシドニーで会談し、計画されているRBAの改革で懸案となっている項目について協議した。
RBAの改革について検証した独立機関は2023年の提言で、金融政策委が政策決定後に発表する声明で投票の内訳を開示するよう求めていた。
RBAは提言のうち、理事を金融政策に専念するグループと他の政策運営を担当するグループに分ける措置など大半を既に実行済みだ。