ボーイング機墜落、米当局が現地で調査開始 印当局が点検命令

6月15日、エア・インディアのボーイング787-8型ドリームライナーが離陸直後に墜落した事故で、米国家運輸安全委員会(NTSB)、米連邦航空局(FAA)が、墜落現場のインド西部グジャラート州アーメダバードで調査を開始した。墜落現場で14日撮影(2025年 ロイター/Amit Dave)
[アーメダバード(インド) 15日 ロイター] - エア・インディアのボーイング787-8型ドリームライナーが離陸直後に墜落した事故で、米国家運輸安全委員会(NTSB)、米連邦航空局(FAA)が15日、墜落現場のインド西部グジャラート州アーメダバードで調査を開始した。インド航空当局は、国内航空会社に保有する787-8全機の点検を命じた。
事故機は離陸後数秒で高度を下げ始めて墜落し炎上。乗客1人を除き全員が死亡し、地上でも約30人が犠牲となり、少なくとも271人が死亡した。
FAAは、事故調査はインド主導で行われるとしている。エア・インディアとインド政府は、エンジンの推力、主翼の後ろ端に取り付けられ揚力や抗力を調整するフラップ、離陸時になぜランディング・ギア(着陸装置)が格納されなかったのかなど、複数の側面から調査している。
関係者によるとボーイングと、エンジンを納入したゼネラル・エレクトリック(GE)も調査チームを派遣する。