高い緊張感持って注視=イスラエルのイラン攻撃で武藤経産相

6月13日、武藤容治経済産業相は閣議後会見で、イスラエルがイランに攻撃を実施したことの影響について「現時点で日本のエネルギー安定供給に影響は生じていないと認識している」としたうえで「高い緊張感をもって今後とも注視していきたい」と述べた。写真は2024年10月、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Ritsuko Shimizu
[東京 13日 ロイター] - 武藤容治経済産業相は13日の閣議後会見で、イスラエルがイランに攻撃を実施したことの影響について「現時点で日本のエネルギー安定供給に影響は生じていないと認識している」としたうえで「高い緊張感をもって今後とも注視していきたい」と述べた。
武藤経産相は、中東地域は「世界のエネルギー供給を支えるうえで重要な地域のひとつ」とし「緊張緩和と情勢の安定化は日本の国益にとって極めて重要」と指摘した。
日本製鉄によるUSスチール買収に関連し、トランプ米大統領が米国はUSスチールの「黄金株」を保有などと発言したことについては、正式な発表がされておらず、個別企業の経営に関することであり「コメントは差し控える。米国政府の正式な発表を待ちたい」とした。また「民間の関係者で具体的な投資計画の検討・調整が進められている。政府は必要に応じて関係者間の意思疎通の促進に努めていきたい」と述べた。