イスラエル軍、シリアでハマス関係者拘束 シリアは民間人と反論
[ベイルート 12日 ロイター] - イスラエル軍は12日未明、シリア南西部に侵入し、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスのメンバー数人を拘束したと発表した。一方、シリア内務省は拘束されたのは民間人だと指摘した。
イスラエル軍は声明で、ダマスカス南西約50キロメートルのベイトジンで行われた今回の作戦について、「ここ数週間に収集された情報に基づいている」と説明した。イスラエル民間人とシリアに展開するイスラエル軍に対する「複数のテロ計画」を企てていた「ハマスのテロリスト数人」の拘束につながったと主張した。
イスラエルの部隊は銃器と弾薬を押収し、拘束した人物を取り調べのためにイスラエルに移送したとしている。
ハマスからのコメントは得られていない。シリア内務省報道官はロイターに対し、ベイトジンへの襲撃で7人が拘束されたが、ハマス関係者ではなく地元の民間人だと反論した。イスラエル軍の銃撃で1人が死亡したという。
イスラエル軍はロイターに対し、容疑者の一人が逃走を試みたため発砲し、「命中が確認された」と述べた。
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