ウクライナ、ロシアとの首脳会談実現までの停戦提案 プーチン氏は難色

ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、ロシアのプーチン大統領との会談が実現するまでの間、停戦を実施することを提案した。2日撮影(2025年 ロイター/Ints Kalnins)
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[キーウ 4日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、ロシアのプーチン大統領との会談が実現するまでの間、停戦を実施することを提案した。
ゼレンスキー大統領はキーウで行った記者会見で「ウクライナとロシアの首脳会談が実現するまでの停戦を提案する。この提案はウクライナのパートナーの支持を得られると考えている」と述べた。
ウクライナとロシアは2日にトルコのイスタンブールで2回目の 直接協議を行い、新たな捕虜交換などで合意したものの、停戦案を巡る進展は得られなかった。
ロシア側は、まず特定の条件が満たされなければならないとして、ウクライナと西側諸国の停戦要求に抵抗感を示している。
ロシアのプーチン大統領はこの日、停戦はウクライナが西側諸国の兵器獲得に利用するだけだという従来の見解を繰り返した。プーチン大統領はまた、ウクライナと国境を接するロシア西部2州で橋が崩壊して列車が脱線した事件について、和平交渉の妨害を狙った「テロ攻撃」だったとの認識を示し、和平交渉の意義に疑問を呈した。