韓国大統領選、革新系野党の李在明氏が勝利 「団結で困難乗り越える」

韓国で3日実施された大統領選挙は、投票の70%が集計された時点で、革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表が48.53%の票を獲得した。写真は国会議事堂の外に集まった李氏の支持者たち(2025年 ロイター/Go Nakamura)
[ソウル 4日 ロイター] - 3日投開票の韓国大統領選挙は、革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表が勝利した。大統領選は昨年12月に非常戒厳を宣言した尹錫悦前大統領の罷免に伴い、前倒しで実施。李氏は首都ソウルの国会前に集まった支持者に向けた演説で、大統領の責務を果たし、国に団結をもたらすと表明した。
選挙管理委員会によると、開票率が99%を超えた時点で李氏の得票率は49.3%、保守系与党「国民の力」の金文洙前雇用労働相は41.3%。投票率は約80%と、韓国大統領選としては1997年以来の高水準となった。
李氏は支持者に対し「われわれは素晴らしい力を持っている。その力を合わせれば、この一時的な困難を乗り越えることができる」とし、経済再生のほか、対話と力を通した北朝鮮との和平追求を確約した。
金氏は敗北を認め、李氏に祝意を表明。李氏は選管による開票結果の確認を経て、大統領に就任する。