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南ア製造業PMI、5月は43.1 7カ月連続50割れ=アブサ

2025年06月03日(火)14時51分

 6月2日、南アフリカの金融機関アブサが発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)は43.1と4月の44.7から低下した。写真はダーバンで2024年4月撮影(2025年 ロイター/Rogan Ward)

[ヨハネスブルク 2日 ロイター] - 南アフリカの金融機関アブサが発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)は43.1と4月の44.7から低下した。企業からは需要を抑制している根強い物流の問題を指摘する声が上がっている。

好不況の分かれ目である50を下回るのは7カ月連続で、景況感の悪化を反映している。

ただ、6カ月後の事業環境見通しを示すサブ指数は年初来の高水準を記録し、明るい材料を提供した。世界的な関税の一時停止や、国内の政策を巡る政治的対立が解消されるという楽観的な見方が背景。

アブサは「5月のPMIは南ア製造業の脆弱な状態を浮き彫りにしている」と指摘。「先行きに対するセンチメントは改善したものの、根本的な需要と活動レベルは依然として弱く、構造的な物流の課題も残っている」と述べた。

国営の物流グループであるトランスネットは、設備不足、メンテナンスの遅延、盗難や破壊行為によるインフラの損傷により、適切な貨物鉄道・港湾サービスの提供に苦慮している。

ロイター
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