米ダラー・ツリー、第2四半期利益が半減へ トランプ関税で

6月4日、米国で「1ドルショップ」を展開するダラー・ツリーは第2・四半期(5月4日から3カ月間)の業績が落ち込み、調整後1株利益予想は前年同期比で最大で45―50%減少する可能性があると発表した。写真は2021年6月、ワシントンにある同社の店舗で撮影(2025年 ロイター/Erin Scott)
[4日 ロイター] - 米国で「1ドルショップ」を展開するダラー・ツリーは4日、第2・四半期(5月4日から3カ月間)の業績が落ち込み、調整後1株利益予想は前年同期比で最大で45―50%減少する可能性があると発表した。
トランプ政権による高関税政策でコスト圧力が高まっていることが要因。また、低所得層向けのファミリー・ダラー事業を未公開株ファンドに売却することも大幅減益予想に織り込んだ。同事業は採算が悪化しており、3月に売却方針を発表していた。
ただ、同社は手頃な価格の生活必需品への需要は根強いとの見方から、25会計年度の同利益見通しを従来の5.00―5.50ドルから5.15―5.65ドルに上方修正した。
この日発表した第1・四半期売上高は46億4000万ドルで、LSEGが集計したアナリスト予想の45億4000万ドルを上回った。調整後1株当たり利益も1.26ドルと、予想の1.20ドルを超えた。