ローマ教皇、ガザ・ウクライナの戦闘終結訴え 人道法尊重求める

5月28日、ローマ教皇レオ14世(写真)はパレスチナ自治区ガザでの停戦を訴え、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘員に国際人道法を完全に尊重するよう求めた。写真は同日、バチカンのサンピエトロ広場で撮影(2025年 ロイター/Remo Casilli)
Joshua McElwee
[バチカン市 28日 ロイター] - ローマ教皇レオ14世は28日、パレスチナ自治区ガザでの停戦を訴え、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘員に国際人道法を完全に尊重するよう求めた。
サン・ピエトロ広場で行った定例の一般謁見で、「ガザでは亡くなった子どもたちの遺体をしっかりと抱きしめる母親や父親からの激しい叫びが、ますます天に届いている」と講話。
「責任者の人々に改めて訴える。戦闘を停止し、全ての人質を解放してほしい。人道法を完全に尊重してほしい」と述べた。
また、ウクライナ戦争の終結も訴え、ロシアがこのところウクライナの民間人やインフラに対して行っている最大規模の空爆を非難。「戦争をやめ、対話と平和のためのあらゆる取り組みを支持するよう、改めて力強く訴える」と呼びかけた。