米・イラン核協議、一定の進展 次回協議に持ち越し

米国とイランの高官は23日、イランの核問題を巡り、イタリア・ローマで5回目の協議を行った。写真はオマーン大使館を後にするイラン代表団。(2025年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)
[ドバイ 23日 ロイター] - 米国とイランの高官は23日、イランの核問題を巡り、イタリア・ローマで5回目の協議を行った。米当局者は、協議では一定の進展があり、建設的だったものの、依然取り組むべき問題が残っていると述べた。
協議は2時間以上に及び、オマーンの仲介を交え直接的、間接的に行われた。
イランのアラグチ外相は国営テレビに対し、オマーンが複数の提案を行い、今後進展の可能性はあると述べた。「イランの立場を明確にした」とした上で、「われわれが今、筋の通った道筋にあるという事実自体が、前進の兆しと言えるだろう」と語った。
米・イランはそれぞれ提案を持ち帰り、検討後に次回の協議が予定されるという。
オマーンのアルブサイディ外相はXへの投稿で、アラクチ外相と米政権のウィットコフ中東担当特使の協議について「一定の進展があったが、決定的なものではなかった」と述べた。