ニュース速報
ワールド

スペインとポルトガル、EUに仏との電力連携推進を要請 停電受け

2025年05月22日(木)13時10分

 スペインとポルトガルは先月、イベリア半島で発生した大規模停電を受け、欧州連合(EU)にフランスとの電力網相互接続に向けたプロジェクトの推進を求める書簡を送付した。写真は欧州委員会のダン・ヨルゲンセン委員(エネルギー・住宅担当)。2024年3月撮影(2025年 ロイター/Ali Withers)

[ブリュッセル 21日 ロイター] - スペインとポルトガルは先月、イベリア半島で発生した大規模停電を受け、欧州連合(EU)にフランスとの電力網相互接続に向けたプロジェクトの推進を求める書簡を送付した。書簡の内容をロイターが確認した。

スペインとポルトガルは他の欧州諸国との電力網相互接続が限られており、両国はフランスが、イベリア半島での大規模停電を防ぐのに役立つ新規の電力網接続事業に反対していると主張している。

フランスとスペインを結ぶ既存の相互接続を強化するための工事は年内に、スペイン北部ビスケー湾を横断する新たな海底送電線は2028年までにそれぞれ完成する予定。

書簡は21日付で欧州委員会のダン・ヨルゲンセン委員(エネルギー・住宅担当)に宛てたもので、スペインとポルトガル両政府は新たな相互接続事業が確実に進むようEUに介入を求めている。書簡には両国のエネルギー相が署名しており、具体的な計画や措置を盛り込んだロードマップへの合意を目指し、年内にフランスと欧州委が出席する閣僚会合を開くよう提案している。

欧州委の報道官は、書簡を受け取り、各国政府と連絡を取っていると述べた。

フランス電力供給会社RTEは今年発表した複数年にわたる計画文書で、スペインとの間でピレーネ山脈を越える電力網相互接続を新たに2つ構築する事業について実現可能性を検討していると明らかにしている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:イラン攻撃に踏み切ったトランプ氏、外交政

ワールド

イラン情勢、木原官房長官「石油需給に直ちに影響との

ワールド

茂木外相、「核兵器開発は決して許されない」 米攻撃

ワールド

米・イスラエルがイランに大規模攻撃、体制転換視野に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKIが語った創作と人生の覚悟
  • 3
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作曲家が「惨めでもいいじゃないか」と語る理由
  • 4
    【クイズ】世界で最も「一人旅が危険な国」ランキン…
  • 5
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 6
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「…
  • 7
    【クイズ】サメによる襲撃事件が最も多い国はどこ?
  • 8
    トランプがイランを攻撃する日
  • 9
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 10
    インフレ直撃で貯蓄が消える...アメリカ人の54%が「…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 8
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 9
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 10
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中