カナダ、ミサイル防衛「ゴールデンドーム」への投資検討 首相表明

5月21日、カナダのカーニー首相は、トランプ米大統領が提案した1750億ドル規模の次世代ミサイル防衛システム「ゴールデンドーム」への投資を検討していると表明した。4月22日、カナダのトロワリビエールで撮影(2025年 ロイター/Carlos Osorio)
[オタワ 21日 ロイター] - カナダのカーニー首相は21日、トランプ米大統領が提案した1750億ドル規模の次世代ミサイル防衛システム「ゴールデンドーム」への投資を検討していると表明した。
トランプ氏は20日、ゴールデンドームの設計を選定したと発表。中国やロシアの抑止を念頭に置いた同プロジェクトの責任者に米宇宙軍作戦副部長のグートライン大将を指名した。
カーニー氏は記者会見で、ゴールデンドーム構想についてトランプ氏と何度か話し合ったことがあると明らかにした上で「もし望むなら、われわれにはパートナーシップへの投資でゴールデンドームを完成させる能力がある」と指摘。「カナダ人とカナダを守るためには良いアイデア」との認識も示した。
プロジェクトへの参加を決めた場合のカナダの支出額については見通しを示さなかった。