英米など同盟国、ロシア軍情報機関によるサイバー攻撃に警戒呼びかけ

英国と米国を含む同盟国は21日、ウクライナに対する支援提供のほか、西側諸国の物流、ハイテク企業などを標的とする、ロシア政府が背後にいるとみられるサイバー攻撃に警戒するよう勧告を出した。(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[ロンドン 21日 ロイター] - 英国と米国を含む同盟国は21日、ウクライナに対する支援提供のほか、西側諸国の物流、ハイテク企業などを標的とする、ロシア政府が背後にいるとみられるサイバー攻撃に警戒するよう勧告を出した。
英国国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)の運用責任者、ポール・チチェスター氏は「ロシア軍情報機関によるこの悪意ある攻撃で、ウクライナへの支援提供に関与する組織を含む標的組織に深刻なリスクが及ぶ恐れがある」と警告。NCSCによると、複数の北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛、IT(情報通信)サービス、海事、空港、港湾、航空交通管理システムなども標的になっている。
勧告は独仏などの同盟国と共同で発表。脅威が高まっていると警告し、自衛のために即時に行動を起こすよう促した。