ガザ住民のリビア強制移住協議せず、希望者受け入れは打診＝米国務長官

ルビオ米国務長官は５月２０日、パレスチナ自治区ガザ住民を強制的にリビアに移動させることは協議していないと述べながらも、自発的な移住の希望者については地域諸国に受け入れを打診したと述べた。同日、ワシントンで撮影（２０２５年　ロイター/Jonathan Ernst）

[ワシントン ２０日 ロイター] - ルビオ米国務長官は２０日、パレスチナ自治区ガザ住民を強制的にリビアに移動させることは協議していないと述べながらも、自発的な移住の希望者については地域諸国に受け入れを打診したと述べた。

上院外交委員会で「病気や、子どもたちを学校に行かせたいなどの理由から自発的な意思を持って一定期間別の場所に行きたいという人がいた場合、地域に一定期間受け入れる国があるかについて一部の国と協議した」と述べたが、リビアが対象に含まれているかは認識していないと説明した。

また、ガザへの食糧輸送再開を歓迎すると述べ、当初のトラックに加えて１００台がガザ入りしているほか、近日中に追加で入る可能性があると述べた。