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米国債格下げ、減税法案の議会通過妨害狙った 政権幹部が主張

2025年05月21日(水)08時07分

米行政管理予算局(OMB)のラッセル・ボート局長は5月20日、ムーディーズが16日に米国債の格下げを決定したのは、トランプ大統領が掲げる減税策を盛り込んだ法案の議会通過を危うくするタイミングを狙ったものとの見方を示した。4月10日、ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)

[20日 ロイター] - 米行政管理予算局(OMB)のラッセル・ボート局長は20日、ムーディーズが16日に米国債の格下げを決定したのは、トランプ大統領が掲げる減税策を盛り込んだ法案の議会通過を危うくするタイミングを狙ったものとの見方を示した。FOXビジネスの番組で語った。

「ムーディーズは、本当に問題だった民主党政権時に格下げを行った他の格付け会社に追いつこうとしており、法案を成立させるわれわれの能力を危うくするようなタイミングを狙ったのだと思う」と述べた。

格付け会社ムーディーズ・レーティングスは16日、膨らみ続ける36兆ドルの債務の持続性に懸念があるとして、米国債の格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」に引き下げた。

ロイター
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