米との鉱物協定「真に対等」、ウクライナ早期批准=ゼレンスキー氏

ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、前日に署名された米国との鉱物資源協定について、「真に対等な合意」と述べ、ウクライナ議会による早期批准に意欲を示した。4月4日撮影(2025年 ロイター/Alina Smutko)
[1日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、前日に署名された米国との鉱物資源協定について、「真に対等な合意」と述べ、ウクライナ議会による早期批准に意欲を示した。
ゼレンスキー氏は、米国との鉱物資源協定でウクライナの産業近代化に道が開かれると語り、4月26日にバチカン市で行ったトランプ米大統領との会談の最初の成果だと述べた。
ゼレンスキー氏とトランプ氏はバチカン市で行われたローマ教皇フランシスコの葬儀に先立ち会談を実施。ゼレンスキー氏は会談後「共同で成果を上げることができれば、歴史的な会談になる可能性を秘めている」と述べていた。
米国とウクライナは4月30日、ウクライナの鉱物資源などの共同開発を柱とする協定に署名。米国がウクライナの新たな鉱物資源取引への優先的なアクセスを得るほか、共同で投資基金を創設しウクライナの復興に充てることなどが盛り込まれた。