ニュース速報
ワールド

中国商務省がウォルマートと協議、米関税コスト転嫁報道巡り

2025年03月13日(木)17時44分

 中国商務省の当局者が3月11日に米小売り大手ウォルマートの担当者と面会し、同社が中国製品に対する米国の関税を相殺するため中国のサプライヤーに値下げを要請したとの報道について話し合った。写真はニュージャージー州セコーカスのウォルマート店舗で2024年10月撮影(2025年 ロイター/Siddharth Cavale)

[上海/ニューヨーク 12日 ロイター] - 中国商務省の当局者が11日に米小売り大手ウォルマートの担当者と面会し、同社が中国製品に対する米国の関税を相殺するため中国のサプライヤーに値下げを要請したとの報道について話し合った。中国国営中央テレビ傘下の交流サイト(SNS)アカウントが12日に伝えた。

ブルームバーグ・ニュースは先週、キッチン用品や衣料品のメーカーを含む中国サプライヤーが関税発動ごとに10%もの値下げを要請されており、実質的にトランプ米政権が課した関税のコストを全額負担することになると報じた。

中国商務省の報道官は13日、メディア報道といくつかの企業からの反応を受け、ウォルマートにさらなる情報を求めたと説明。やり取りの詳細には触れなかった。

ウォルマートの広報担当者は協議が行われたことを確認したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

同社は発表文で「われわれはこの不透明な時期に最善の方法を見つけるために彼ら(サプライヤー)と緊密に協力していく」と述べた。

一方、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は中国当局がウォルマートに対し、サプライヤーに値下げを要求することは契約に違反し、市場秩序を乱す可能性があると伝え、潜在的な法的影響について言及したと報じた。

ウォルマートは第2次トランプ政権発足以降、サプライチェーンを多様化し中国への依存度を低下させることで、関税の影響を軽減しようと努めてきた。

しかし、衣料品や電化製品、玩具など、ウォルマートの自由裁量商品の主な輸入元は依然として中国だ。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

違法判決の米関税、24日に徴収停止 米税関当局発表

ワールド

中国、米最高裁関税判決の影響評価中 「一方的措置の

ワールド

金正恩氏を総書記に再任、朝鮮労働党大会 「核戦力強

ワールド

グリーンランドに病院船派遣、トランプ氏が提案 自治
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 2
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面を突き破って侵入する力の正体が明らかに
  • 3
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中小企業の「静かな抵抗」
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 6
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 7
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 8
    「高市トレード」に「トランプ関税」......相場が荒…
  • 9
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 10
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方..…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中