キーストーンXLの建設望む、トランプ氏「迅速な承認」約束

トランプ米大統領は24日、カナダと米国を結ぶ原油パイプライン「キーストーンXL」の建設を望んでいると述べた上で、規制当局の承認を容易にすることを約束した。写真は同パイプラインなどに抗議するため、ワシントン・モニュメント付近に先住部族のメンバーが建てたティピー。ワシントンで2017年3月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
Kanishka Singh
[ワシントン 24日 ロイター] - トランプ米大統領は24日、カナダと米国を結ぶ原油パイプライン「キーストーンXL」の建設を望んでいると述べた上で、規制当局の承認を容易にすることを約束した。
キーストーンXLの建設は2008年に提案されたが、バイデン大統領(当時)が21年、米国内の区間の建設に必要な許可を取り消したため、当時開発を担っていたカナダ企業TCエナジーが中止を決めた。
トランプ氏はソーシャルメディアへの投稿で、パイプラインの建設会社に「米国に戻ってくる」よう促し、簡単な承認手続きとほぼ即時の建設開始を約束。
「トランプ政権は(バイデン政権とは)全く違う!簡単な認可とほぼ即時の建設開始を保証する。われわれはキーストーンXLパイプラインの建設を望んでいる」と述べた。
TCエナジーは昨年10月、石油パイプライン事業をサウス・ボウ・エナジーという新会社にスピンオフしている。