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レバノン新首相にサラムICJ裁判長、ヒズボラ影響力低下鮮明
2025年01月14日(火)00時19分

レバノン国民議会で13日、国際司法裁判所(ICJ)の裁判長を務めるナワフ・サラム氏(写真)が新首相に就任するために必要な票数を獲得した。2024年5月撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)
Laila Bassam Tom Perry
[ベイルート 13日 ロイター] - レバノン国民議会で13日、国際司法裁判所(ICJ)の裁判長を務めるナワフ・サラム氏が新首相に就任するために必要な票数を獲得した。ミカティ暫定首相の続投を望んでいた親イラン武装組織ヒズボラ弱体化が改めて示された。
レバノン議会は9日、レバノン軍のジョセフ・アウン司令官を新大統領に選出。アウン氏は13日、首相選出を巡り議員と協議を行い、議員128人のうち68人がサラム氏に支持を表明した。
新大統領に選出されたアウン氏は2017年に米国が支援するレバノン軍の司令官に就任。シーア派のヒズボラがイスラエルとの戦争で打撃を受け、シリアでアサド政権が崩壊する中、レバノンで宗派間の勢力バランスが大きく変化している。