[オスロ 6日 ロイター] - 世界最大の政府系ファンド(SWF)のノルウェー政府年金基金は7日時点で運用する資産価値が20兆ノルウェークローネ(1兆8000億ドル)に達し、過去最高額に膨らんだ。過去5年間で約2倍となり、石油・ガス関連の投資収入や、株式市場の上昇が資産価値を押し上げた。

1996年に設立されたノルウェーのSWFは、世界の上場株式の約1.5%を保有している。資産価値はノルウェーの年間国内総生産(GDP)の4倍近くとなり、当初の予測をはるかに超えている。

ファンドの運営会社ノルゲス・バンク・インベストメント・マネジメントは、資産の約70%を世界の株式、約25%を債券、残りを不動産と再生可能エネルギー発電所に投資している。ポートフォリオの大部分は、国際市場のインデックスに連動する。

現在の資産価値は、約560万人のノルウェー人口の1人当たり約32万1000ドルに相当する。

最も多く保有しているのは米国債で、今年6月30日時点で1360億ドルと保有資産全体の7.5%を占める。企業株の投資先上位は米マイクロソフトの410億ドル、アップルの350億ドル、エヌビディアの340億ドルとなっている。

ノルウェーのSWFは2019年10月に10兆ノルウェークローネの節目を超えた。その後は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)時の世界的な景気刺激策や、ロシアによるウクライナ侵攻後の天然ガス価格の高騰などが資産価値をさらに押し上げた。

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