ニュース速報
ワールド

韓国大統領は判断「ひどく誤った」、戒厳令巡り米国務副長官

2024年12月05日(木)09時21分

 キャンベル米国務副長官は12月4日、韓国の尹錫悦大統領が3日に戒厳令を発令したことについて、判断を「ひどく誤った」との見方を示した。10月18日、ソウルで代表撮影(2024年 ロイター)

David Brunnstrom Michael Martina

[ワシントン 4日 ロイター] - キャンベル米国務副長官は4日、韓国の尹錫悦大統領が3日に戒厳令を発令したことについて、判断を「ひどく誤った」との見方を示した。

尹氏は3日夜、「反国家勢力」の撲滅などを理由として戒厳令を発令したが、与野党に拒否されたことを受け、宣言後わずか数時間で解除した。

キャンベル氏はイベントで、米国が主要同盟国の情勢を把握していなかったのは情報活動の失敗かと問われ、大統領府を含め米国が連絡を取り合う韓国側当局者ほぼ全員が尹氏の動きに非常に驚いたと説明した。

ブリンケン米国務長官は4日、戒厳令について米国は事前に知らされていなかったと述べた。また、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は戒厳令について米国がテレビで知ったと語った。

キャンベル氏は韓国での出来事は「非常に予測不可能で、起こりそうにない」ことだったとした。その上で「尹大統領はひどく判断を誤ったと思う」と述べた。

同時に、韓国国内の深い政治的分断にもかかわらず、与野党が戒厳令は「大きな問題をはらむ」措置だと合意できたことは同国の民主主義の強さを示すと指摘。「国民がこれはひどく非合法的なプロセスで、国民の判断に直面すると明確にする用意があったという事実の力強い象徴だ」と述べた。

韓国では今後数カ月間「困難な状況」が予想されるが、米国の目標は韓国との同盟が「完全に揺るぎない」と明確にすることだと強調した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アンソロピック、リスク指定で売上高数十億ドル減も 

ビジネス

Linux企業SUSE売却をEQTが検討、最大60

ビジネス

シンガポール取引所、アジア国債先物を上場へ 地政学

ビジネス

G7内での国際協調に向け、今後も「必要に応じて会合
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目のやり場に困る」密着ウェア姿がネットを席巻
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ル…
  • 6
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 7
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    プーチンに迫る9月総選挙の暗雲
  • 10
    なぜ脳は、日本的「美」に反応する? 欧米の美とは異…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中