Lawrence Delevingne Douglas Gillison

[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ次期米大統領は4日、証券取引委員会(SEC)の次期委員長にポール・アトキンス氏を指名すると発表した。同氏は暗号資産(仮想通貨)推進派として知られる。

アトキンス氏は弁護士で、2002─08年にSEC委員を務め、規制緩和を提唱してきた。

トランプ氏はアトキンス氏について「投資家のニーズに応える強固で革新的な資本市場の明るい先行きを信じている」と投稿。「デジタル資産やその他のイノベーションが米国をこれまで以上に偉大な国にするために不可欠であることも認識している」とした。

現在のゲンスラー委員長は暗号資産業界に厳しい規制を導入したが、アトキンス氏は一転、そうした規則や措置の多くを再検討し、同業界に対してより柔軟な対応を取るとみられる。

投資業界団体「投資会社協会」のチーフエグゼクティブ、エリック・パン氏は「アトキンス氏の優れた実績、業界における長年の経験、SECでの職務歴は同氏をこの上なく適任な候補者にしている」と述べた。

アトキンス氏は現在、自身が2009年に創業したワシントンを拠点とする戦略・リスク管理助言会社パトマック・グローバル・パートナーズの最高経営責任者(CEO)を務めている。

一方、一部の進歩派グループはアトキンス氏が重要な投資家保護を解除しようとするかもしれないとの懸念を示す。パブリック・シチズンのバートレット・ネイラー氏は「アトキンス氏には平均的な米国民のために働くよう期待されていることを理解してほしい」と述べた。

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