世界各地で反戦デモ、10月7日控え ガザ・中東戦闘に抗議
パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから7日で1年となるのを前に、世界各地で5日、ガザでの戦闘や中東紛争の終結を訴えるデモが行われた。トルコのイスタンブールで撮影(2024年 ロイター/Dilara Senkaya)
Leigh Thomas Kanishka Singh
[パリ/ワシントン 5日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから7日で1年となるのを前に、世界各地で5日、ガザでの戦闘や中東紛争の終結を訴えるデモが行われた。
約4万人のパレスチナ支持者がロンドン中心部をデモ行進したほか、パリ、ローマ、ニューヨーク、マニラ、ケープタウンなど各地で数千人が集まった。ワシントンのホワイトハウス周辺でも、米政府のイスラエル支持に抗議するデモが行われた。
ニューヨークのタイムズスクエアで行われたデモの参加者はガザやレバノンの人々に向けて「あなた方は立ち上がる。人々はあなた方とともにある」と声を上げ、イスラエルに対する武器禁輸を求める幕を掲げた。
ロンドンでは親パレスチナ派のデモ行進のそばでイスラエル国旗を掲げる対抗デモも行われ、警察によると15人が拘束された。
ローマでは10月7日を前に市の中心部でのデモが禁止されたが、約6000人がこれに反して参加。小競り合いが起き、警察が催涙ガスや放水銃で対応した。
ベルリンでは約1000人がパレスチナの旗を掲げ「ジェノサイド(大量虐殺)の1年」などと叫んだ。一方、イスラエル支持者は反ユダヤ主義の高まりに抗議した。
*写真が表示されなかったため再送します