ニュース速報
ワールド

ベトナム、上流のダム放流を懸念 中国外務省「氾濫防止で協力」

2024年09月11日(水)19時47分

中国外務省は11日、台風11号(ヤギ)による深刻な被害を受けているベトナムに関し、河川氾濫対策・防止について同国と協力していると表明した。ベトナムは、中国領内のダム放流で河川の水位が上昇し、被害がさらに広がることを懸念している。ハノイで11日撮影。(2024年 ロイター/Khanh Vu)

[ハノイ 11日 ロイター] - 中国外務省は11日、台風11号(ヤギ)による深刻な被害を受けているベトナムに関し、河川氾濫対策・防止について同国と協力していると表明した。ベトナムは、中国領内のダム放流で河川の水位が上昇し、被害がさらに広がることを懸念している。

非常に強い台風11号が直撃したベトナムでは、死者が150人を超えた。首都ハノイ市内を流れる紅河が氾濫、沿岸部では工場が浸水し生産に支障をきたしている。

ベトナム、中国両国の外務省は、紅河の本流のリスクを低減するために協力しているとしている。

しかし、中国国境に近いハザン市の当局は11日、中国のダム放流で紅河の支流であるロー川の水位が上昇する可能性があると警告した。

中国外務省報道官は定例会見で、ダム放流とロー川に関し中国とベトナムが協力しているかとの質問に、「(両国は)緊密で効果的な対話を維持し、水量調節や氾濫防止に向け協力している」と述べ、中国側の紅河本流の水力発電所では貯水していると説明した。

ロー川のダム放流の情報はハザン省とベトナム国営放送のウェブサイトで報道されたが、その後削除された。

その後、ベトナム農業農村開発省のグエン・ホアン・ヒエップ次官が、中国側のダムが11日午後に放流したことを確認した。次官は「中国から事前に文書で通知があったので、われわれは準備ができた。放流量は少ない。一定の影響はあるだろうが、下流にはあまり影響はないとみられる」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

〔情報BOX〕パウエル米FRB議長の会見要旨

ビジネス

FRBが金利据え置き、2理事が反対 利下げ再開時期

ビジネス

米FOMC声明全文

ワールド

米財務長官、次期FRB議長人選巡りトランプ氏と時間
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに...宇宙船で一体何が?
  • 4
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 5
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 6
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 7
    人民解放軍を弱体化させてでも...習近平が軍幹部を立…
  • 8
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 9
    またTACOった...トランプのグリーンランド武力併合案…
  • 10
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 8
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 9
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 10
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中