ニュース速報
ワールド

「フランシーヌ」ハリケーンに発達、ルイジアナ州上陸へ 住民避難

2024年09月11日(水)13時39分

  米国立ハリケーンセンターによると、熱帯性暴風雨「フランシーヌ」がメキシコ湾で勢力を強めており、9月10日夜にハリケーンに発達し、11日にルイジアナ州に上陸する見通し。写真はフランシーヌの衛星写真。10日撮影(2024年 ロイター/CIRA/NOAA)

Gary McWilliams Marianna Parraga

[ヒューストン(米テキサス州) 10日 ロイター] - 米国立ハリケーンセンターによると、熱帯性暴風雨「フランシーヌ」がメキシコ湾で勢力を強め、10日夜にハリケーンに発達した。

当初の予測よりもゆっくり進んでいるが、依然として11日にはルイジアナ州沿岸に上陸する見通しで、同州の住民が避難を余儀なくされているほか、米メキシコ湾岸の石油・ガス生産会社は操業を一部停止し、作業員を退避させて上陸に備えている。

ルイジアナには米国で稼働中の大型液化天然ガス(LNG)輸出プラント7基のうち3基がある。どれも新しいプラントで、フランシーヌ上陸の影響が懸念されている。

フランシーヌの最大風速は約33メートルと、カテゴリー1のハリケーンに発達。豪雨をもたらすほか、最大3メートルの高潮が発生すると予想されている。

米安全環境執行局(BSEE)によると、メキシコ湾の石油生産量の約24%に当たる日量約41万バレル分の操業が停止。エクソンモービル、シェル 、シェブロンを含む石油会社が130の生産プラットフォームから作業員を退避させた。

天然ガス生産は約26%に当たる日量4億9400万立方フィート分がストップした。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、年間では2017年以来の大

ワールド

ゼレンスキー氏「ぜい弱な和平合意に署名せず」、新年

ワールド

原油先物、25年は約20%下落 供給過剰巡る懸念で

ワールド

中国、牛肉輸入にセーフガード設定 国内産業保護狙い
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 8
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 9
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 10
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中