フィリピンCPI、11月は前年比+4.1% 1年8カ月ぶり低水準

12月5日、フィリピン統計局が5日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年比4.1%上昇し、1年8カ月ぶりの低い伸びとなった。写真はマニラ圏にあるスーパーマーケットで2016年2月撮影(2023年 ロイター/Erik De Castro)
Neil Jerome Morales Mikhail Flores
[マニラ 5日 ロイター] - フィリピン統計局が5日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年比4.1%上昇し、1年8カ月ぶりの低い伸びとなった。
上昇率は10月の4.9%から鈍化し、市場予想の4.3%も下回った。
食品インフレ率は5.8%で、2022年5月以来最も低い水準。コメ価格の伸びが13.2%から15.8%に加速したが、野菜のコスト低下が相殺した。
年初来の平均インフレ率は6.2%。中央銀行の目標(2─4%)をなお大きく上回っている。
変動の激しい食品とエネルギー価格を除いた11月のコアインフレ率は前月の5.3%から4.7%に鈍化した。
中銀は14日に今年最後の金融政策決定会合を開く。