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トランプ米大統領、選対顧問らと会合 景気低迷やデモが再選に影

2020年06月05日(金)10時34分

トランプ米大統領が4日、11月大統領選に向けた選対陣営のアドバイザーらと会合した。新型コロナ流行を受けた景気低迷や黒人男性暴行死に対する抗議デモが再選に影を落としている。写真はホワイトハウスに近い教会に向かうトランプ氏。1日撮影(2019年 ロイター/TOM BRENNER)

[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ米大統領は4日、11月の大統領選に向けて選対陣営のアドバイザーらと会合した。新型コロナウイルス流行を受けた景気低迷や全米で激化する黒人男性暴行死に対する抗議デモが再選に影を落としている。

関係筋によると、トランプ大統領はホワイトハウスで、パースケール選対本部長のほか、メドウズ大統領首席補佐官、娘婿のクシュナー大統領上級顧問らと会合した。

これとは別に、選対陣営や共和党全国委員会からより多くの関係者が参加した会合も行われ、トランプ大統領は民主党の候補指名が確実となったバイデン前副大統領に対する攻撃戦略について議論したという。

関係筋の一人によると、トランプ大統領は一連の問題への対応で苦闘する中、苛立ちを募らせている。

黒人男性の暴行死を受けた抗議デモへの対応では、「法と秩序」を前面に打ち出している。男性の死を「大きな悲劇」とし、平和的なデモ参加者の権利を尊重するとしているものの、人種問題の改善に向けた方向性や共感を示していないとの批判を浴びている。

選対関係者によると、トランプ氏は会合で、アフリカ系米国人社会との対話を深めることに意欲を示したという。

最近の世論調査では、バイデン氏の支持率が全米および複数の激戦州でリードしている。

ただトランプ氏のアドバイザーは、2018年の中間選挙以降に行われた特別選挙で大統領が支持した64人の共和党候補が全員勝利したことを根拠に、同氏の支持基盤は強固とみている。

トランプ大統領は3日のFOXニュース・ラジオのインタビューで「私がリードしている世論調査もある」と語り、バイデン氏優位を示す調査を重視しない姿勢を示した。

*内容を追加しました

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