伊副首相、経済相に辞任圧力かけたとの報道否定

　９月１８日、イタリアのディマイオ副首相（写真）は、自身がトリア経済・財務相に辞任するよう圧力をかけたとのメディア報道を否定した。写真はカイロで８月撮影（２０１８年　ロイター／Mohamed Abd El Ghany）

［ローマ　１８日　ロイター］ - イタリアのディマイオ副首相は１８日、自身がトリア経済・財務相に辞任するよう圧力をかけたとのメディア報道を否定した。

スタンパ紙が１８日に報じたところによると、イタリア連立与党「五つ星運動」を率いるディマイオ副首相は、トリア経済・財務相が最低所得保障導入に向けた資金拠出を拒否するのであれば現在のポストを失う可能性があると述べた。

ディマイオ氏はＡＮＳＡ通信に対して「誰もトリア氏に辞任を要請していない。ただ、現在経済的苦境に陥っているイタリア国民のための予算を確保するため、経済相が変化することを期待している」と語った。

ディマイオ氏の報道官によると同氏は「苦境に陥っているイタリア人はもうこれ以上待てない。国は彼らを見捨てることはできない。真剣な閣僚は資金を確保しなければならない」と述べた。