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NAFTA再交渉、早期に妥結の可能性=トランプ米大統領

2018年04月25日(水)13時22分

 4月24日、トランプ米大統領(写真)は北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉が早期に妥結する可能性があるとの認識を示した。ホワイトハウスで撮影(2018年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 24日 ロイター] - トランプ米大統領は24日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉が早期に妥結する可能性があるとの認識を示した。

トランプ大統領は、NAFTA再交渉は「順調に進行している。メキシコでは大統領選が迫っており、選挙がどのような展開になるかが興味深い」と語った。その上で「早期の合意は可能だが、それが米国の利益となるかは定かではない。結果はいずれ明らかになるだろう」とした。

米、カナダ、メキシコの担当閣僚は同日、ワシントンで協議を再開した。カナダのフリーランド外相は、今回の協議では自動車の原産地規則が焦点になるとし、NAFTA新協定の「中核」になると述べた。その上で「この懸案は非常に複雑だが、協議は進展している」と語った。

詳細は明らかになっていないものの、新協定では、雇用創出に向け、自動車部品の域内調達比率を引き上げる方針がまとまる公算が大きい。

そうなれば、米大手自動車メーカーのコストが上昇する可能性もある。

フリーランド外相はまた、紛争処理メカニズムなど、NAFTA再交渉で解決すべき他の主要課題が複数あると語った。

ワシントンでの協議は数日続く見通し。

同外相やライトハイザー米通商代表部(USTR)代表、メキシコのグアハルド経済相は、7月1日に行われるメキシコ大統領選挙前に合意にこぎつけたい意向だ。

米国側は自動車の原産地規則について当初、域内での部品調達比率を現行協定の62.5%以上から85%以上に引き上げるよう要求していたが、業界関係者らによると、賃金水準が高い地域で生産された一定割合の部品の使用を求める一方、要求水準は75%程度に引き下げられたもようだ。

*内容を追加しました。

ロイター
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