ニュース速報
ビジネス

午前の日経平均は続落、5万7000円割れ 中東懸念でリスクオフ強まる

2026年03月03日(火)12時05分

 午前の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比1329円97銭安の5万6727円27銭となった。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2026年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Hiroko Hamada

[東‌京 3日 ロイター] - 前場の東京株式‌市場で日経平均は続落し、前営業日​比1329円97銭安の5万6727円27銭となった。中東情勢を巡る不透明感が重しとなり、ほぼ全面⁠安の展開となった。日​経平均は一時1400円超安となる場面もあった。為替相場では前日の取引時間中に比べて円安が進行したものの、株価をサポートする材料にはならず、主力株や半導体関連、自動車株などが安か⁠った。

日経平均は前営業日比327円安でスタートした後、下げ幅を縮める場面もあったが、前場後半にか⁠けて売り​が強まった。前引けにかけては1435円安の5万6622円23銭まで下落する場面があった。足元のドルは157円台前半と前日に比べて円安が進行したが、輸出株は軟調だった。プライム市場では9割の銘柄が下落した。

SMBC信託銀行の投資調査部長・山口真弘氏は「現時点ではイラン情勢がどうなるか見⁠通すのが難しく、リスク回避でポジショ‌ンを落とす動きが加速した」と話している。世界経済への⁠影響を見⁠極めるには時間がかかるとして、「しばらくは下値リスクを警戒した方が良さそうだ」(山口氏)との指摘があった。日経平均は、衆院選での自民大勝を受けて急騰する前の水準の5万4000円台が下値として意‌識されるのではないか、という。

TOPIXは2.24%安の3811.14ポイントで午前の取​引を‌終了した。東証プライ⁠ム市場の売買代金は4兆8263億0800万円​だった。東証33業種では、全業種が値下がり。石油・石炭製品、輸送用機器、空運などの下げが目立った。

個別では、トヨタ自動車は5%超安と大幅下落。ソニーグループ、ファーストリテイリングも軟調。指数寄与度の大き‌い東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテストも安い。

一方、住友電気工業が連日の上​場来高値。フジクラも上場来高⁠値を更新した。

住友ファーマは15%超安で値下がり率トップ。前日に、2026年3月期の連結純利益予想を前期の4.3倍となる1020億円(従来予想は920億円)に上方修正し​たが、同時に1400億円を上限とする新株発行の発行登録も発表しており、需給悪化を警戒する売りが出た。

プライム市場の騰落数は、値上がり130銘柄(8%)に対し、値下がりが1442銘柄(90%)、変わらずが23銘柄(1%)だった。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

そごう・西武、親会社ファンドの劉氏が社長就任へ 中

ワールド

アマゾンDC部門、ジョージ・ワシントン大のバージニ

ワールド

トランプ氏、イラン作戦の正当性主張 目的・期間は依

ワールド

イタリア、25年の財政赤字の対GDP比目標達成でき
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医師が語る心優先の健康法
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 5
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 6
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 7
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報…
  • 8
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 7
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中