午後3時のドルは156円後半、有事の買いで1カ月ぶり高値 イラン情勢見極め
3月2日、午後3時のドルは前週末ニューヨーク市場終盤から、ドル高/円安の156円後半で推移している。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
Atsuko Aoyama
[東京 2日 ロイター] - 午後3時のドルは前週末ニューヨーク市場終盤から、ドル高/円安の156円後半で推移している。朝方から「有事のドル買い」が相場を押し上げ、衆院選直後の2月9日以来約1カ月ぶり高値を更新した。イラン情勢の先行き不透明感も重なり、通貨市場全般で方向感に欠く値動きが続いている。
ドル/円は朝方から有事のドル買いが優勢で、米原油先物価格の急騰と前後してドル買い/円売りが加速する場面もみられた。正午にかけていったんリスク回避姿勢がやや後退したものの、午後に入ると再びドル買い優勢となり、足元では一時156.93円まで上昇。衆院選直後の2月9日以来約1カ月ぶりの高値を更新した。
トランプ米大統領は1日、米誌アトランティックのインタビューで、イランの「新指導部」が協議を求めていると明らかにし、応じる意向を示した。
一方、イランのハメネイ師殺害に伴う臨時指導部設置を主導した最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局長が、Xへの投稿で米国とは交渉しない意向を示し、イランが米国との交渉再開を目指しているとの報道を否定した。
市場ではこの投稿を受けて、情勢が「二転三転する」(みずほ銀行国際為替部為替スポットチームの田中潤平次長)との声も聞かれ、不安定な値動きが続きそうだ。
和歌山市で開かれた金融経済懇談会での日銀の氷見野良三副総裁の発言も注目されたが、状況の整理にとどまり、早期利上げのヒントにはならなかったとの声が複数聞かれた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 156.81/156.86 1.1765/1.1768 184.51/184.54
午前9時現在 156.58/156.69 1.1756/1.1762 184.17/184.20
NY午後5時 156.05/156.06 1.1813/1.1815 184.39/184.42
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