NY外為市場=ドル上昇、経済指標に注目 ベネズエラ情勢の影響軽微
ドルが円やユーロなどの主要通貨に対して上昇した。2018年、ブエノスアイレスで撮影(2026年 ロイター/Marcos Brindicci)
[ニューヨーク/ロンドン 6日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが円やユーロなどの主要通貨に対して上昇した。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方を見極めようと、今後相次いで発表される米経済指標が注目されている。
米国が3日にベネズエラに対する軍事作戦を実施しマドゥロ大統領を拘束したことで衝撃が走ったものの、金融市場への影響は短期的なものに終わり、特に外国為替市場への影響は限定的だった。クラリティーFX(サンフランシスコ)のディレクター、アモ・サホタ氏は「ベネズエラ情勢がエスカレートしリスクが高まる可能性への反応が当初は大きく注目されていたが、リスク回避の動きはこれまでのところみられていない」としている。
今週は米労働省が雇用動態調査(JOLTS)のほか、12月の雇用統計を発表。クラリティーFXのサホタ氏は「年末年始の休暇前は主要な経済指標の発表がほとんどなかったため、ようやく追いつき始める」とし、「米国の労働市場の実態について不確実性が膨らんでいるが、その手掛かりがようやく得られるようになる」と述べた。
市場はFRB当局者の発言にも注目。この日はリッチモンド地区連銀のバーキン総裁がFRBの今後の金融政策運営について、雇用とインフレの双方にリスクがあるため、今後発表される経済指標を見極めながら「微妙な調整」を行う必要があるとの認識を表明。ミラン理事はFOXビジネスのインタビューで 「金融政策は明らかに引き締め的で、景気の足かせになっている」とし、「今年は1%ポイント を大きく超える利下げが正当化される」と述べ、FRBは景気下支えに向け積極的な利下げを行う必要があるとの見解を改めて示した。
前日にはミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁が、米国のインフレ率は緩やかな低下傾向にある一方、失業率は急上昇するリスクがあるとの認識を示している。
FRBは昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げを決定。利下げは3会合連続だった。CMEフェドウオッチによると、今月27─28日のFOMCで金利据え置きが決定される確率は82%。
終盤の取引で主要通貨に対するドル指数は0.19%高の98.57。
ドル/円は0.14%高の156.6円。
ユーロ/ドルは0.26%安の1.169ドル。ドイツの2025年12月の消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比2.0%上昇し、伸びが前月の2.6%から減速し、ロイターがまとめたアナリスト予想の2.2%も下回った。
ドル/円 NY午後4時 156.63/156.67
始値 156.43
高値 156.74
安値 156.30
ユーロ/ドル NY午後4時 1.1686/1.1688
始値 1.1706
高値 1.1717
安値 1.1685
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