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NY外為市場=ポンド下落、英中銀の利下げを確実視

2025年12月18日(木)06時15分

ドル、ユーロ、ポンドの紙幣。2017年4月28日撮影。REUTERS/Dado Ruvic

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ポンドが下落した。英国のインフレ率が予想外に低下し、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)の利下げがほぼ確実となった。一方、ドルは上昇。トレーダーが他の中央銀行の決定を待ち、連邦準備理事会(FRB)当局者のコメントを注視した。

ポンドは0.34%安の1.33749ドル。18日の中銀金融政策委員会での0.25%ポイント利下げ確率をほぼ100%織り込んだ。1日の下落幅としては最大となる見込み。

英国立統計局(ONS)が17日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年比伸び率が3.2%で、10月の3.6%から低下し、3月以来の低水準となった。

TSロンバードのアナリスト、アレクサンドロス・ゼノフォントス氏は「今回のデータは政策委員会(MPC)が明日利下げを実施するには十分だが、2026年に複数回の利下げを正当化するほどには十分ではない」と指摘した。

ドル指数は0.16%高の98.37となった。年初来では約9.5%下落しており、17年以来最大の年間下落率となる見込みだ。

市場は今週予定されている主要中央銀行の政策決定を待っている。18日のイングランド銀行と欧州中央銀行(ECB)のほか、19日には日銀の政策発表も控えている。日銀は利上げすると予想されている。

ドル/円は0.6%上昇し、155.625円となった。

ユーロは1.174375ドルで横ばいとなった。ECBは政策金利を据え置くと見込まれている。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.18%下落して8万5874.32ドルとなった。イーサリアムは4.66%安の2814.11ドルだった。

ドル/円 NY午後3時 155.64/155.65

始値 155.54

高値 155.70

安値 155.36

ユーロ/ドル NY午後3時 1.1744/1.1746

始値 1.1708

高値 1.1758

安値 1.1709

ロイター
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