マイクロン、12-2月利益見通し予想大幅に上回る AI関連需要追い風
写真は、マイクロンのロゴとコンピューターの基盤のイメージ。2025年8月に撮影。Reuters/Dado Ruvic
Stephen Nellis Juby Babu
[17日 ロイター] - 米半導体大手マイクロン・テクノロジーが17日発表した第2・四半期(2025年12月-26年2月)の調整後1株利益見通しは「8.42ドルを中心に上下0.20ドル」で、LSEGがまとめたアナリスト予想の4.78ドルを大幅に上回った。
供給引き締まりや人工知能(AI)用データセンターに関連する需要の拡大を受け、メモリー価格が高騰していることが追い風になっている。
マイクロンの半導体は、データセンターのサーバーやパソコンからスマートフォン、自動車に至るまで基幹部品として利用される。生成AIモデルの学習と実装に不可欠な高帯域メモリー(HBM)では、同社と韓国のサムスン電子、SKハイニックスの3社が供給を担う。
サミット・インサイツのアナリスト、キンガイ・チャン氏は「AI関連需要が引き続きマイクロンにとって最大の成長ドライバーだ。同社全体の利益率だけでなく、AI関連需要への供給を優先して(非AI製品の供給が減少することで)非AI製品の利益率にもプラスとして働く」と指摘した。
第2・四半期の売上高見通しも「187億ドルを中心に上下4億ドル」で、アナリスト予想の142億ドルより強気になった。
第1・四半期の売上高と調整後利益はそれぞれ136億4000万ドルと4.78ドル。アナリスト予想は128億5000万ドルと3.95ドルだった。





