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日経平均は反発、米雇用統計通過で安心感 AI関連も物色

2025年12月17日(水)16時14分

東京証券取引所。2018年10月11日撮影。REUTERS/Issei Kato

[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発し、前営業日比128円99銭高の4万9512円28銭で取引を終えた。警戒されていた11月の米雇用統計を通過し、安心感から買い戻しが優勢になった。人工知能(AI)を巡る好材料も追い風だった。買い一巡後はイベントを控え様子見ムードが広がり、日経平均は前日終値を挟んで方向感を欠く値動きとなった。

今週は後半に米消費者物価指数(CPI)や日銀の金融政策決定会合の結果発表と総裁会見を控えており、市場では様子見姿勢がみられた。日経平均は寄り付きで29円高と小幅に反発した後、マイナス圏に沈み、一時305円安となったが、ほどなくしてプラス圏に浮上、188円高の4万9571円50銭で高値を付けた。後場はマイナス圏とプラス圏を行き来する値動きとなった。

AIを巡っては、米アマゾンがオープンAIへの投資について協議していると、ロイターが16日、事情に詳しい関係筋の話として報じた。オープンAIの企業価値を5000億ドル以上と評価する可能性がある。

マリン・ストラテジーズの香川睦シニアマーケットアナリストは「イベントを控え見送り気分がある中で、AI関連株を物色する動きが再加速している。AI相場への見方は割れているが、足元では行き過ぎた悲観が後退しているようだ」との見方を示した。

主力株では、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンが1%超高としっかり。キオクシアホールディングスは大幅上昇し7%超高。そのほか、大和証券の目標株価とレーティング引き上げを受けて、DOWAホールディングス、住友金属鉱山がそれぞれ7%超高、4%超高となった。

半面、ニッスイは5%超安、ベイカレントは2%超安とさえなかった。

TOPIXは続落し、0.03%安の3369.39ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.03%安の1735.22ポイントだった。プライム市場の売買代金は5兆0853億9000万円だった。東証33業種では、値下がりは水産・農林、石油・石炭製品、ゴム製品、陸運など22業種、値上がりは保険、非鉄金属、海運など11業種となった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.4%安の647.8ポイントと、続落した。

きょうプライム市場に新規上場したSBI新生銀行は公開価格を9%上回る1586円で初値を付け、1623円で引けた。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが662銘柄(41%)、値下がりは882銘柄(54%)、変わらずは65銘柄(4%)だった。

  終値 前日比 寄り付き   安値/高値  

 

日経平均 49512. +128.99 49413. 49,077.81─49,5

28 19 71.50 

TOPIX 3369.3 -1.11 3366.2 3,343.88─3,374

9 4 .03 

プライム市場指数 1735.2 -0.54 1732.9 1,722.27─1,737

2 0 .55 

スタンダード市場指数 1502.2 -1.89 1505.7 1,496.31─1,506

2 9 .15 

グロース市場指数 851.16 -3.58 856.16 844.18─856.78 

グロース250指数 647.80 -2.58 651.60 641.85─652.22 

東証出来高(万株) 218197 東証売買代金(億円) 50853.  

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