米クリーブランド連銀総裁、「引き締め的な政策」望む 物価対応必要
写真は米クリーブランド地区連銀のハマック総裁。2025年11月6日、米ニューヨークで撮影。REUTERS/Brendan McDermid
Michael S. Derby
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は12日、現時点での自身の経済見通しを踏まえると、連邦準備理事会(FRB)の金融政策は現行より引き締め的であることが望ましいとの考えを示した。
ハマック氏は、FRBがこれまでに実施した利下げを受け、金利政策は景気を冷ましもせず加熱もさせない「中立金利」に近い水準にあると述べた。同時に、インフレが高止まりしていることに一段と強く対応するために「やや引き締め的なスタンス」を取ることが望ましいと語った。
FRBは10日までの2日間の日程で開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げを決定。利下げは9月と10月に続き3会合連続だった。ただ、インフレは依然としてやや高止まりしているとし、労働市場と物価情勢を見極めるため利下げを一時停止する可能性を示唆した。





