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日経平均は3日ぶり反発、景気敏感株に物色 トヨタ自は大幅高

2025年12月12日(金)16時24分

東京証券取引所で2015年12月撮影。REUTERS/Yuya Shino

Mayu Sakoda

[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3営業日ぶりに反発し、前営業日比687円73銭高の5万0836円55銭で取引を終えた。前日安からの自律反発を期待した買いが入ったほか、米市場の流れを受け景気敏感株の物色も支えとなった。個別では、トヨタ自動車が4.82%上昇した。TOPIXは終値で史上最高値を更新した。

りそなアセットマネジメントの下出衛チーフ・ストラテジストは、株高の根底には米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ決定があるとみている。「経済指標や人工知能(AI)関連で目立ったドライバーがない中、米国での利下げが株高のサイクルを形成している。米株から出遅れる形で日本株も追い上げている」という。

日経平均は約300円超高で寄り付いた後、一時978円高の5万1127円に上値を伸ばし、節目の5万1000円を回復した。後場は上げ幅を縮小し、レンジ内でのもみ合いが続いた。

個別では、トヨタ自動車が4.83%上昇し、年初来高値を更新した。FOMC通過でドル安/円高に一服がみられる中、後場に今年10月、昨年12月の高値と、節目を相次いで上回ったため、テクニカル的な買いが加速したとの見方があった。

そのほか主力株では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループが2─3%超でしっかり。住友金属鉱山は9%超高、パナソニックホールディングスは6%超高となった。半面、東京エレクトロン、アドバンテストはさえなかった。

TOPIXは1.98%高の3423.83ポイントで取引を終え、史上最高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比1.98%高の1763.18ポイントとなり、年初来高値を更新した。プライム市場の売買代金は6兆4264億7000万円だった。

東証33業種では、値上がりは輸送用機器、保険、繊維製品、鉄鋼、銀行など31業種、値下がりは鉱業、水産・農林の2業種だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.74%高の657.92ポイントと、反発した。きょうグロース市場に新規上場したフィットクルーは公開価格を36%上回る3000円で初値を付け2617円で引けた。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1382銘柄(85%)、値下がりは188銘柄(11%)、変わらずは38銘柄(2%)だった。

  終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 50836.55 +687.73 50480.23  50,457.42

─51,127.69

 

TOPIX 3423.83 +66.59 3389.62  3,388.87─

3,428.34 

プライム市場指数 1763.18 +34.27 1745.74  1,745.74─

1,765.50 

スタンダード市場指数 1510.32 +13.64 1504.36  1,504.00─

1,510.32 

グロース市場指数 863.40 +4.57 860.13  858.79─86

8.26 

グロース250指数 657.92 +4.85 654.03  653.89─66

1.03 

東証出来高(万株) 223505 東証売買代金(億 64264.70  

円)

株式関連指標の索引ページ(日本語表示)株式関連指標の索引ページ(英語表示)

TOPIX(東証株価指数)プライム市場指数スタンダード市場指数グロース市場指数

東証プライム市場出来高上位50傑東証プライム市場売買代金上位50傑東証プライム市場値上がり率上位50傑東証プライム市場値下がり率上位50傑東証プライム市場値上がり幅上位50傑東証プライム市場値下がり幅上位50傑

日経225先物SGX日経225先物TOPIX先物日経225オプション  大阪取引所有価証券オプションのメニューページ

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