ニュース速報
ビジネス

午前の日経平均は反発、TOPIX高値更新 景気敏感株に物色

2025年12月12日(金)12時17分

2025年1月6日、 REUTERS/Issei Kato

[東京 12日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比461円22銭高の5万0610円04銭と反発した。米国市場でのダウやS&P500の堅調な値動きを受けて前日安からの自律反発を期待した買いが入った。景気敏感株が物色される中、TOPIXは取引時間中の史上最高値を更新した。一方、米半導体大手の決算発表後の株安を受け、国内の半導体関連株は軟調な値動きが目立った。

日経平均は約300円高で寄り付いた後、一時978円高の5万1127円に上値を伸ばし、節目の5万1000円を回復した。寄与度の高いソフトバンクグループ(SBG)が前日安からの反動で一時6%超高まで買われ、指数の上昇に弾みがついた。

景気敏感株が物色され、東証プライム市場の値上がり銘柄数は約9割と幅広く買われた。円高一服で自動車株を支えたほか、日銀の利上げへの思惑から金融株がしっかりとなり、TOPIXの押し上げに寄与した。

もっともその後、日経平均は急速に上げ幅を縮小した。SBG株が一時マイナスに転じる荒い値動きとなり指数の上値を抑えた。半導体関連株は弱い銘柄が目立った。米ブロードコムの第1・四半期の売上高見通しは市場予想を上回り、同社株は時間外取引でいったん上昇したが、その後マイナスに転じ、投資家心理を冷やした。

日経平均は寄与度の高い銘柄の影響が意識されているが、市場では「全体の値上がり銘柄数は多く、地合いはしっかり」(内藤証券の田部井美彦投資調査部長)との見方が聞かれた。東証の集計で海外投資家の買い継続が確認されたことも「投資家のセンチメントに寄与している」(田部井氏)という。

日経平均のメジャーSQ(特別清算指数)値は市場の試算で5万0536円54銭だった。

TOPIXは1.62%高の3411.51ポイントで午前の取引を終了した。年初来高値を更新した。東証プライム市場の売買代金は3兆6033億0700万円だった。東証33業種では、値上がりは繊維製品や不動産、銀行など31業種、値下がりは鉱業と水産・農林の2業種だった。

トヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャル・グループが堅調。ファーストリテイリングはしっかりだった。アドバンテストや東京エレクトロンは弱かった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1440銘柄(89%)、値下がりは136銘柄(8%)、変わらずは30銘柄(1%)だった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

インタビュー:円債投資には緩急、1月の金利急騰で超

ビジネス

米国経済、イラン戦争で不確実性高まる エコノミスト

ワールド

世界の石油・ガス輸送運賃が急騰、ホルムズ海峡巡る混

ワールド

情報BOX:中国全人代が5日開幕、注目すべき主要経
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医師が語る心優先の健康法
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 5
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 6
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 7
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 8
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報…
  • 9
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 10
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 7
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中