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フォード、ルノーの技術と工場活用へ 欧州向け低価格EVで中国勢に対抗

2025年12月09日(火)16時49分

写真はフォードのジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)。12月8日、パリで撮影。REUTERS/Tom Nicholson

12月9日(ロイター) - 米フォードは仏ルノーと組み、欧州市場向けの小型・低価格の電気自動車(EV)を共同開発する。商用バンの生産でも協業し、コスト削減と中国勢への対抗力を高める。両社が9日、明らかにした。

フォードのジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)は8日、今回の発表に先立ち、パリで記者団に「われわれは業界で生き残りをかけた戦いをしている」と、中国の低価格車への危機感を示し「欧州ほどその現実が表れている地域はない」と述べた。

欧州の自動車大手は、比亜迪(BYD)、長安自動車、小鵬汽車など中国車の流入に直面している。

フォードとルノーの提携では、フランス北部のルノー工場で小型EV2車種を生産する。このうち最初の1車種が2028年に欧州の販売店に並ぶ予定だ。ファーリー氏によると、米国向けのフォード車より小さく、フォードのラインナップの空白を埋める車種となる。

両社は欧州市場向けに、ルノーとフォードの両ブランドの商用バンも共同開発する。

ファーリー氏は「両社が組めば、欧州のLCV(小型商用車)市場で中国勢が太刀打ちしにくい強力な存在になれる」と発言。欧州では中国ブランドのバンの販売はまだ少ないが、「新興国では日常的に競合している」と指摘した。

ルノーのフランソワ・プロボCEOも「中国勢は近いうちに来る。だからこそ待ってはいられない」と語った。

提携のきっかけは、ルノーのチームが3月にフォードのデトロイト本社を訪れたことだった。両氏は、フォードとルノーの合併計画はないと述べた。

ロイター
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