債券市場の機能度DI、11月はマイナス24 2四半期連続で改善=日銀調査
写真は2024年3月、都内の日銀本店で撮影。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
Takahiko Wada
[東京 1日 ロイター] - 日銀が1日発表した「債券市場サーベイ」の11月調査によると、債券市場の機能度に対する市場参加者の見方を示す機能度判断DIはマイナス24となった。8月の前回調査(マイナス34)を上回り、2四半期連続で改善した。国債の買い入れ減額を進める中、機能度の改善が続いている。
調査期間は11月4─10日。日銀の国債売買オペ先や大手機関投資家など76社を対象に調査した。機能度判断DIは機能度が「高い」と答えた割合から「低い」と答えた割合を差し引いた数字で、マイナスの数字が大きいほど市場機能が低下していると判断している市場参加者が多いことを意味する。
金利見通しは前回より上方にシフトした。10年債利回りの中央値は、25年度末が1.75%(前回は1.65%)、26年度末が1.80%(同1.75%)、27年度末が1.90%(同1.80%)。20年債利回りの中央値はそれぞれ2.65%(同2.60%)、2.75%(同2.65%)、2.75%(同2.60%)。30年債利回りは3.13%(同3.10%)、3.20%(同3.10%)、3.20%(同3.10%)となった。





