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新発5年債1.375%、長期金利1.87%に上昇 17年ぶり高水準更新

2025年12月01日(月)14時47分

 12月1日の国内債券市場で、新発10年債利回りが前営業日比7.0bp上昇の1.870%と2008年6月以来の水準に上昇した。写真は円紙幣。2024年7月代表撮影。REUTERS

(内容を更新しました)

[東京 1日 ロイター] - 1日の国内債券市場で、新発10年債利回りが前営業日比7.0bp上昇の1.870%と2008年6月以来の水準に上昇した。新発5年債利回りは6.5bp上昇の1.375%と、こちらも08年6月以来の高水準を付けた。

一部の市場参加者は12月の日銀利上げに対して懐疑的にみていたとみられ、きょうの日銀総裁の発言で「一気に距離感が縮まってきた」(国内証券債券セールス担当)という。利回り上昇局面では押し目買いが入っているものの、「長期金利は1.8%台を素通りし、1.9%に乗る勢いだ」(同)との声が出ている。

植田和男日銀総裁は名古屋金融経済懇談会での記者会見で「現在、本支店通じ企業の賃上げスタンスで情報収集している」と述べたほか、為替の円安進行について「場合によって基調的な物価上昇率に影響する可能性に注意が必要」と述べた。

国債先物は後場に入り、一段と下げ幅を拡大。中心限月12月限は前営業日比62銭安の134円51銭付近で推移している。

OFFER BID 前日比

2年 1.009 1.019 0.027 14:07

5年 1.373 1.378 0.063 14:11

10年 1.861 1.867 0.057 14:13

20年 2.879 2.888 0.058 14:15

30年 3.378 3.391 0.051 14:15

40年 3.724 3.735 0.047 14:11

ロイター
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